
養育費をめぐる、実際にあったトラブルをご紹介。
元奥さんとの間に子どもがいるバツ1の人と結婚したけれど、ある日突然前触れもなく、元奥さんが家にやってきて「別れた時より収入増えてるだろうし!今の旦那との間にも子供生まれて3人いるからさ、ちょっと増額してよ♪」と言うのです…
バツイチの人と結婚して2年目。
5年前に元奥さんの不倫が原因で離婚していた夫には、子どもがいたそうですが、親権は元奥さんがもっていて、夫は毎月欠かさず子どものために養育費を送っている人でした。
ある日、自宅に見知らぬ子連れの女性が訪ねてきました。
夫と元奥さんの間には子どもは1人と聞いていましたが、その女性は小学生くらいの子どもさんを筆頭に4人を連れておられました。
「あなたの旦那の元嫁なんですけどもぉ~!」
突然訪ねてきた女性に、何の用かと伺うと、
「今の旦那と離婚するので、子どもが不自由にならないように養育費を今の倍にして欲しいの!」
と、あっけらかんと言ってのけるので驚きました。
「今の御主人に養育費を貰えばいいのでは?」と進言すると
「お金はいくらあっても困らないでしょ!!あの人の子どもには違いないんだから!養育費を払うのは片親の義務よ!あなた知らないの?!」
と、凄い勢いでまくしたてられました。
夫は毎月欠かさず、取り決められた相場に添った金額を養育費として入金してきたけれど、子どもさんには一度も面会をさせて貰えないままだと言ってました。それなのに、急に訪ねて来て増額しろとは…
あまりの図々しさと非常識さに驚いてしまいましたが、夫がどんなにきっぱりと断っても、その後何度も訪ねてきたため、仕方なく元奥さんのご実家へ連絡をして事態を収拾してくれました。
離婚が成立し、養育費や慰謝料などの取り決めもきちんと行って何年も経ったとしても、離婚したからといって完全に縁が切れる訳ではないんですね。
子どものあるバツイチの人との結婚。
もっとしっかり向き合って気を引き締めて、覚悟を持って寄り添い添い遂げたいと思った案件でした。
離婚理由で多い『不倫・浮気・不貞行為』ですが、浮気は病気で治らないと良くいったもので、不倫で離婚した人は、さらに不倫をして離婚を繰り返し、夫の数だけ子どもが増えるケースも多々あります。
多くの子どもを抱えたシングルマザーが、経済的支援を求めて突然現れる…
そんな金銭トラブルに巻き込まれないよう、法的手段を用いて、離婚時の取り決めをきちんと行いましょう。